子供が駄々をこねた時の対処法

ポッキー

小売店のお菓子売り場などでありがちな子供の駄々

スーパーやコンビニのお菓子の棚を前にして、こどもが駄々をこね、手を焼くことは珍しくありません。
いくら「今日はダメ!」と言って聞かせても、こどもはちっとも聞く耳を持たず、放っておいても収まってくれないと、途方に暮れてしまいます。

無理やり手をひこうとすると事態は収拾どころかエスカレートして大泣きになり、時には子供はパニック状態となり床に寝そべって棚の前から離れようとしません。
親はだんだん周囲の目も気になりだし、何とかしなくてはと思えば思うほどイライラが募り、大きな声でしかりつけてしまいそうになります。
こんな時、親はどうやって事態を切り抜ければよいのでしょうか。

子供の気持ちに共感したうえで親の気持ちを伝え子供の気持ちを切り替える

取り敢えず、子供の駄々に取り合わずに放置する作戦も1つの手段です。
常に100パーセント希望が叶う訳ではないという、生活のルールを身に付けさせることも大事です。
しかしこれが有効でない場合の正しい対処方法は頭ごなしに「ダメ」と否定せず、買ってほしいと思う子供の気持ちを受け止めて、親の声を聴く耳を持たせることが重要です。

最初に、「コレ、美味しそうね!」「ママも食べたいわ~!」などと、こどもの気持ちに共感して落ち着かせ、親の言うことに耳を貸せる状態にしてあげることが大事です。
次に、こどもの様子が少し落ち着いて、親の言葉に耳を貸すようになれば、しっかり寄り添い抱きしめて、「今日は買えないから我慢してほしいんだけどな」と親の気持ちを伝えれば、子供は親の気持ちを分かってくれます。
親子の信頼が強ければ強いほど、子供は親の気持ちにもこたえようとする傾向があります。

最後は、子供の気持ちを別のことに切り替えさせることがポイントです。
その後、「お家に帰ったら、冷たくて美味しいアイスクリームが待っているけど一緒に食べる?」などと、目先の気持ちを別の好みのものにすり替えると気持ちを切り替えて行動を移してくれるケースが多いです。

家事に集中できない駄々攻撃の対処法

家事が忙しい時に限ってこどもは構ってほしさに「一緒に遊んで~」と駄々をこねます。
こんな時、「忙しいから一人で遊んでなさい」と突き放すと逆効果で、益々かまってもらおうと駄々をこねます。

面倒くさがらずに少しだけでも、こどもの希望に応えるようにして信頼関係を作り、どうしても無理な時には「この用事が終わったら遊ぶよ!」と約束すると、少しずつ我慢できるようになっていきます。
少しだけでも子供が手伝えることがあれば、「早く終わって遊ぶために○○ちゃんもお手伝いしてくれる?」と共感を持って誘うのも手です。
子供さんと一緒に何かをすることは、心の距離を近づけるために有効です。