保護者とのトラブル

親子

子供の相手よりも大変

子供と過ごす仕事を行ううえで忘れてはいけないのが保護者との関係を良好に保つことです。
大切なお子さんのことを預かる責任は重大で、万が一事故に巻き込まれてケガをさせたり、体調を悪化させることがあってはいけません。
細心の注意を払って子供のお世話をしながら仕事をこなす必要があります。

適切な対応をとる

保護者とのトラブルが起こる原因は、理不尽なことばかり注文する保護者があまりにも多いからだと言われています。
俗にモンスターペアレントとも呼ばれていますが、とにかく自分勝手で自己中心的な意見ばかりをぶつけてきて、思い通りにならなければとにかく喚き散らすという困った存在の保護者が実際に存在しています。
例えば運動会で「うちの子が一等にならないなんておかしい!もう一度やり直して!」と要求する場合や、「お友達とケンカをしたのはこんなおもちゃを置いている施設が悪い!」と言い放つ親もいるそうです。

保護者にしてみると自分の子供が可愛いと思うばかりについ理不尽な要求をしていると主張する人もいますが、第三者から見てもおかしな要求を繰り返し行なう保護者が増えているのも事実です。
こういった保護者に対して適切な対応をとれるスキルが、子供と関わる仕事を選択する方に必要なスキルになります。

保護者と良好な関係を築きながら子供と関わる仕事を続けていくためには、自分から保護者に対して積極的に仲良くなろうという意識を持って話しかけることが大切です。
子供を預かってもらっている時にはどんな過ごし方をしているのだろうか?と気になる保護者がほとんどなので、具体的な出来事を教えてあげて下さい。

直接話しができない場合は、連絡ノートを通じてでも構いません。
保護者にとっては子供のことをしっかり見てくれているのだなと感じることができ、自分が見ることができない子供の様子を知れる良いきっかけになります。

子供について保護者に伝える際に注意したいのが、子供が何らかのトラブルを起こした場合に注意を促す時です。
例えば「Aくん(保護者の子供)がお友達のことを蹴飛ばしてケガをさせてしまいました」と報告する際には何が原因であったのかを伝えなければ一方的にAくんだけが悪いような言い方に聞こえてしまいます。

事態のいきさつをしっかり説明し、家庭でも指導してもらうように穏やかに伝えることが大切です。
もちろん子供とは関係がなく、他愛のない世間話でも構いませんのでとにかく話しかけるようにするように心がけて下さい。