子供とSNSの注意点

スマホ

子供には何歳から携帯電話を与えるべきか

現在小さな子供を持つ親世代にとって悩ましい問題の一つが携帯電話・スマホをいつから与えるようにするかという問題です。
今の時点で30代くらいの人ならおそらく中学生~高校生くらいから携帯電話が一般に普及されるようになってきた世代だと思いますので、自分の携帯を初めて買ったというのが高校入学のタイミングだったという人も多いことでしょう。

しかし今時の子供は生まれた時から携帯電話、パソコン、スマホがどの家庭にも複数台あるというのが常識の世代なので、生まれてすぐからタブレットを使って遊んできたという子供もいることと思います。

そこで難しいのがいつから自分専用のスマホや携帯を持たせるかということです。
ネットワークを家庭内に限定してタブレットを持たせることは比較的簡単ですが、そこにTwitterやLineなどといったコミュニケーションツールを加えるとなると話は別です。

大人にとってもネットやスマホは日常の必需品ですが、デジタルネイティブである子供たちがどのように使っていくかということについては完全に把握できないということもよくあります。

実際、連れ去りや家出といった大きな事件が起こった家庭においても子供がSNSでどのようなことをしていたか把握しきれていなかったということが大半です。

いつからどのような形で個人のスマホを許可するかについては、まず保護者が子供とのコミュニケーションの中で様子を見ながらきちんと監視できる体勢をとりながら判断していくべきと言えます。

買い与える基準は親が子供との話し合いで決めましょう

学校や塾などで「うちの子にはいつから持たせるのがよいでしょうか?」という質問をする保護者の方はかなり多くいます。
しかし結論を言えばいつどのタイミングで与えるかということは全ての子供にとって適切な基準があるわけではありません。

しいて言うならば子供の方から「ほしい」という希望を親に伝え、その理由を明確に説明できるようになっているかどうかということになります。
今時の小中学生が自分のスマホを持ちたい理由として「SNSをやりたい」ということが一番になることでしょう。

そこでどうしてそれをやらなければいけないのかや、どういったふうに使っていくかということについてきちんと子供の口で説明できているならば、定期的に監視をするということを条件に許可をしてもよいと思われます。

明確に説明ができない場合、なんとなく周りが持っているから自分も持ちたいというような流れがあったり、いじめなどの都合で持っていないといけないような状況があることが考えられます。

「同じ部活の子と連絡がとりたい」「授業中はやらない」といった自分なりのルールが説明できるようになっていればおそらく十分に自主性があるので持たせてもそれほど問題はないかと思います。

放置をするのではなく定期的に見張りをする

しかしスマホや携帯を与えたとしても、そのまま完全に放任をしてしまうのもよくありません。
大切なのは与えてからどうフォローしていくかということです。

親が定期的に監視ができるシステムは各キャリアで提供されていますし、アダルトコンテンツなど一定の基準に違反するものは閲覧できないようにするフィルター機能も簡単に設定できます。

また課題やお手伝いなどをサボるようなことがあれば一定期間使用禁止にするという言質もあらかじめとっておいた方がよいでしょう。
なんでもかんでも禁止をするのではなく、それを期に自分で作ったルールを守らせるという教育に活かしていきたいところです。