保育士のお仕事

工作を楽しむ子ども

保育士は子供と関わる仕事を目指している方に人気の高い職業です。
保護者代わりの存在として子供達のお世話をしながら、基礎的な社会性を身につけるための指導も行います。

保育士の仕事内容

育ち盛りの子供達を預かり世話をする保育所をはじめとした児童福祉施設で働くことになります。
子供に囲まれながら仕事をしたいと希望している方にとって、理想的な環境の中で働けます。
保育所を利用する保護者は仕事をしているケースが多く、それぞれの家庭によって送迎の時間がまちまちになります。
そのため保育士が出勤する時間も不規則になりがちで、職員同士が交代しながら勤務期間を調整している場合が多いです。

子供達と触れ合うことが主な仕事ですが、遊びを通して社会性を養うようにサポートします。
例えば子供同士でおもちゃの取り合いをしてケンカをしてしまい、どちらか一方を叩いてしまった場合、
家庭との連携を綿密にとりながら業務を担うことも大切です。
受け持っている子供が家庭でどのように過ごしているのか聞き取りしながら、保育所などで過ごしている様子を細かく伝えます。

中には家庭では見せない一面を保育士の前で見せていることに驚く保護者も多く、家庭でのしつけに活かされています。
子供と長時間一緒に過ごす仕事のため、肉体的・精神的にかなり疲れが生じますが、それを忘れてしまうくらい元気な子供達と過ごせるやり甲斐のある仕事です。

保育士に向いている人

基本的に子供の世話をすることに全く抵抗を感じずに楽しく過ごせることが必須条件になります。
ただ好きなだけでは勤まる仕事ではなく、体力がある方や、責任感が強い方でなければいけません。
子供達の世話をしながら、保護者の育児サポートの役割を担う福祉の一面もあるため、コミュニケーションを円滑に図れる方でなければ信頼関係が築けません。

保育士になる方法

保育士の養成学校などで所定の課程を修了して卒業した方か、保育士試験に合格すると保育士として登録ができ、仕事に従事できます。
保育士試験を受験するためには受験資格を満たしていることが必須で、学校教育法に基づいた大学や短大を卒業した方については学部に関係なく受験資格を得られます。
その他の学歴についても条件を満たしていれば受験資格を得られるので、事前に確認しましょう。

保育士試験に合格後は各都道府県の窓口で登録をして保育士証を取得します。
保育士証があればいつでも保育士を募集している施設に就職することができます。

保育士の求人は全国各地で随時募集されているので、効率よく情報収集をするために保育士求人サイトを利用しましょう。