児童指導員の大変さ

歩いている子ども

現場でなければわからない

様々な児童福祉施設で働いている児童指導員の大変さは実際に仕事をしてみなければわからない部分も多いです。
単純に子供に携わる仕事をしたいと希望しているだけではモチベーションが持続しにくい職種になるため、しっかりとした心構えを持たなければいけません。

子供と保護者のサポート業務

児童指導員が活躍する職場は乳児院や児童養護施設、児童厚生施設、児童自立支援施設などの福祉施設があります。
それぞれの施設を利用する子供達の事情が異なるため、仕事に従事する側としてあらかじめ心の準備を整えておかなければいけません。

例えば乳児院では両親から虐待を受けていた、保護者が病気になった、体に何らかの障害を抱えているなど様々な事情で保護者が十分な保育ができないと判断された場合に入所してきます。
まだ物心が付いていない乳飲み子なら大きな問題はありませんが、子供達にとってはどんな事情があるにせよ自分の親の元で暮らすのが一番良いはずのため、乳児院に入所することに戸惑いなかなか心を開いてくれない場合もあります。

そんな時に児童指導員が親代わりの立場として優しく接しながら子供が健全に育つようにサポートします。
児童自立支援施設で働く児童指導員は精神的・体力的にかなり大きな負担を伴う仕事を担います。
不良行為や家庭環境の悪化に伴い入所する子供に対して適切な指導を行ないます。

暴言を吐く子や、暴力を振るう子も多いため、かなり大変な思いをする方が多いです。
勤務時間にもバラつきがあり、定時に帰宅できることはほとんどないほど忙しいと感じることが多々あります。
保護者から相談に乗って、適切なアドバイスをしなければならないため、精神的な負担を強く感じる場合もあります。

参考:児童指導員の仕事の本音

このように児童指導員は子供と関わる仕事になるのは間違いありませんが、かなり大変な仕事になることは間違いありません。
苦労を重ねることが多くて挫けそうになる事もたくさんありますが、なかなか心を開いてくれなかった子供が笑顔を見せてくれるようになった時や、自分のことを信頼して相談してくれるようになった時などは今までの苦労が報われたと思い、心からやり甲斐を感じるものです。

子供と一緒に過ごす仕事としては一番大変に感じられると言っても過言ではありませんが、一番やり甲斐を感じられる仕事として前向きに考えると頑張って働くことができるものです。
可愛い子供達のために自分が何とかしてあげようという気持ちが強くなければ、なかなか長続きできる仕事にはなりません。