小学校教諭

学校

成長期を見守る存在

小学校教諭は子供に携わる仕事の中でも非常に重要な役割を担っています。
6年間の小学校生活は、子供達の社会性を養って大人になるためのステップとして大事な時期になります。
一人ひとりの成長を見守りながら、適切な教育と指導を行いながら保護者との関係も密に築く必要があります。

小学校教諭の仕事内容

小学校教諭は子供に勉強を教えるだけが仕事ではありません。
ただひたすら教科書の内容を教えているだけでは人間対人間の教育にはなりません。
なかなか理解できずにつまずいている子供と、既に理解を深めて先の学習内容へと進みたい子供とのバランスが取れずに授業が立ち止まることも多々あるものです。

平等に学習を進めるためにも理解不足の子供には補習を実施する場合もあります。
担任を受け持つと基本的には全ての教科を担当する場合がありますが、専門職の教諭が存在している場合はある程度負担が減ります。
子供達同士のいざこざや、放課後の過ごし方、保護者との関係など生活面での指導が増える場合も多いです。
いじめ問題や家庭環境の悪化が増えていることで、特に保護者との関係を築くのに苦労する方も多いです。

小学校教諭に向いている人

子供と携わる仕事の中でも特に気苦労が絶えない職業になるため、広い気持ちで受け止めることが出来る方でなければいけません。
一生懸命指導してもなかなか聞き入れない子供も存在しているため、根気強く指導し続ける忍耐強さが求められる場合もあります。

自分の価値観を子供達に押し付けるのは問題がありますが、ある程度は正しい道に教師が導かなければならない面もあるため、強い意志を持って指導にあたる心構えが必要です。
保護者とのコミュニケーションを円滑に図ることができなければ子供達との関係を密に築くことも難しくなります。
時には厳しく、時にはやさしく指導することが大切で、子供達と過ごす時間を楽しいと感じることが大切です。

小学校教諭になる方法

教育学部・学科がある大学や短大、大学院などで教員免許を取得する必要があります。
4年制大学は1種、短大は2種、大学院の修士課程修了で専修免許が取得できます。

それぞれ必要な単位を取得しなければいけません。
通学だけでなく、通信制大学でも教員免許を取得できる場合があります。
教員免許を取得後は各都道府県で実施している公立小学校や私立小学校などの採用試験を受験します。
公立小学校の場合は採用試験に合格後に名簿に登録されてから各学校の校長や教育委員会との面接を経て採用されます。