児童自立支援専門員

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児童自立支援専門員てどんなお仕事?

児童自立支援専門員とは、非行に走ってしまった子供や「もしかしたら将来、非行にはしってしまうかもしれないと思われている子供」のための施設です。
「施設」とかくと入所が前提のような気がしますが、必ずしもそうではなく「親元から施設に通う子供」もいるそう。
子供たちが心身ともに健やかに自立をすることができるように、しっかりとしたお手伝いをしていくのがこの「児童自立支援専門員」のお仕事になります。
非行をしてしまう子供たちの中には、家庭だけの対応では追いつかない子供などもいますので、児童自立支援専門員をはじめとした専門家が関わって子供たちを育て、健全な心を育てていきます。
児童自立支援専門員のほかに「児童生活支援員」という職業もあり、こちらは主に子供たちが生活するうえできちんと自立をすることができるようなお手伝いをします。
児童自立支援専門員は、子供たちに授業をするなどのお仕事をすることが多いですね。
こうした施設に入った子供たちは、同じ学校で勉強をします。寮で生活をする子供はそこから学校に通い、親もとから通う子供もそこから学校に通います。
児童自立支援専門員は、子供に関わる仕事として24時間体制で子供たちの監督にあたり、寝起きをするのも寮になりますので、子供たちを近くでサポートしながら健全な心を育てていく大変な仕事になります。

子供たちひとりひとりに合った対応を求められる児童自立支援専門員

非行をしている子供と言っても、どんな問題を抱えているかについてはひとりひとり異なりますよね。
なので、児童自立支援専門員は子供たちひとりひとりにきちんと支援をおこない、またそれぞれのプログラムを作って、子供たちが健やかに成長をすることができるようにお手伝いをしていきます。
ひとりひとりに合わせたプログラムをつくるというのは決して簡単なことではありませんが、非行に走った子供やその可能性がある子供を救うには、やはり専用のプログラムが必要になるということなのでしょう。
児童自立支援専門員の仕事は、本当に手の込んだきめ細やかさが必要であることがわかります。

児童自立支援専門員になるには

では、児童自立支援専門員になるにはどうしたらいいのでしょうか?
いろいろな方法がありますが、まず児童自立支援専門員になるには公務員試験に合格しなければならないことがほとんどです。施設自体が国や県で運営されているものが多いために、公務員にならないとなかなか働く機会がないというのは良く知られていることですね。