現場からの声

現場の声

実際の体験談で現場の実態を知る

ずっと夢だった子供と一緒に過ごす仕事に就いたものの、現実は理想と全く違うものだったと感じる方がたくさんいます。
実際に子供と関わる職業に就いている方の体験談を確認しながら現場からの声に耳を傾けてみましょう。

幼稚園教諭の現場の声

幼稚園教諭として働くAさんは、長年夢だった念願の幼稚園教諭として働き始めた最初の年からいきなり担任を受け持つことになりました。
不安を抱いていたものの、副担任としてベテランの先生が付いてくれることになっていたので安心して引き受けることにしたそうです。

いざ担任としての幼稚園教諭生活がスタートし、子供達と過ごす仕事の楽しさを実感する反面で苦労をしたのが保護者との関係です。
幼稚園に通っている子供の親は若い年代が多く、自分がまだ子供のような感覚で親としての自覚が足りない人があまりにも多いことに驚いたそうです。

「どうしてうちの子が一番じゃないの?」「お金を払って預けているのだから、こっちの要望を聞き入れろ!」と言いたい放題で、毎日のように起こるクレームの嵐に疲れ果ててしまったそうです。
それでも困った時には副担任の先生がサポートしてくれたおかげで大きな問題には発展することなく、無事に一年が過ぎて担任を受け持つことの大変さを実感したそうです。
今では保護者とも上手に付き合えるようになり、子供達の成長ぶりを肌で感じながら仕事にやり甲斐を感じているとのことでした。

保育士の現場の声

保育士として働いているBさんは男性のため、女性の数が多い職場の中でどこか浮いた存在として働いていることに違和感を持っていたそうです。
子供に関わる仕事としては理想的だけど、職場としてはあまり理想的ではないなと実感していたそうです。

保護者からクレームが入ることも度々あったため、このまま保育士として仕事を続けるのは限界かなと感じていた頃、子供達が人間として成長する姿を見ているのがとても楽しみに思えるようになったそうです。
運動会やお遊戯会などの行事を通じて保護者との関わり方も覚え、自分自身が保育士として成長していることに気が付いた時にようやく「この仕事を選んで本当に良かった」と思えたそうです。
何よりも嬉しいのが、子供達が自分のことを必要な存在として認識してくれていることを知った時なのだそうです。

このように実際に子供に携わる仕事をしている方の体験談を聞くと、最初は誰もが苦労しているようです。
徐々に仕事に慣れるうちにやり甲斐と感じるケースが多いため、決して途中で諦めずに仕事を続けることが大切です。
他にも様々な事例を参考にして下さい。