子供をダメにするNG行動

ネガティブな感情で子どもを支配する親はNG

親であれば、子どもにすくすくと育ってほしい、何らかの分野で輝けるようになってほしいという思いがあるものです。
その思いが正しいとしても、子どもへの励まし方、間違った時の矯正の仕方を誤ってしまうと、子どもの精神にマイナスの影響を与えてしまうことがあります。
代表例と言えるのが、ネガティブな感情で子どもをコントロールしようとする親のやり方です。

たとえば、何かをやってうまくいかないと、すぐに「どうしてそんなことができないの!」とか、「そのくらいできなくてどうするの?」という言葉を使うという方法です。
こうしたネガティブな感情を刺激するような方法で子どもに接すると、子どもは恐怖や失敗したくないという思いだけで行動するようになります。
そのため、裏表のある子どもに育ってしまったり、失敗が怖くて何にも挑戦しない子どもになってしまうことがあります。

子どもの恐怖心をあおる言葉はNGとする

子どもはどうしてもやんちゃな行動をしてしまったり、失敗をしてしまったりするものです。
だいたいのことは見逃せるかもしれませんが、中にはそのままにしておくわけにはいかず、しっかりと正さないといけないこともあります。
しかし、そのような時も、子どもの尊厳を低めるような言葉を使ったり、恐怖心をあおるような言葉はNGです。

たとえば、「そんなことをするとお化けが来て怖いことをするよ」というのは、意外と多くの親が使っていることがありますが、NGワードに入ります。
というのも、悪いことをやめさせるのにはいいのかもしれませんが、その行為がなぜ悪いのかを理解することなく、ただ単に怖いという心からするだけになってしまうからです。
それよりも、しっかりとイタズラがどうして良くないのかを話して、理解させるという方がよっぽど良識のある大人に育ちます。

また、「あんたなんか産まなきゃ良かった」という存在自体を否定する言葉や、「お兄ちゃんはもっとできたのに」という他と比較する言葉もNGです。
子どもにも尊厳というものがありますので、心に傷が付きますし性格に大きな影響を与えることになります。

コロコロ変わる親にならない

また、感情的でイチイチ怒ったり悲しんだりする親の習慣を見ていると、子どもは不安定になってしまう傾向があります。
さらに、言うことをすぐに変えたり、言ったはいいもののそれを守らず文句ばかり言ったりするという習慣も、子どもにマイナスの影響となります。
もちろん、感情を殺して子どもに接する必要はありませんが、穏やかでポジティブな感情で満ちている家庭の方が、子どもにとっては安心できるところとなりますので、いろいろな苦労があるとはいえ、その目標を少しでも達成できるように頑張りましょう。