子供と接する時間が学力に影響するのか

子どもの学力に影響を与える要素とは?

親として子どもがしっかりと教育を受けて、十分な学力を育ててほしいというのは当然のことです。
子どもの学力は、特に小さいうちは学校の成績によって判別しやすいという傾向があります。
小学校などの場合は、基礎的なことを学ぶため、読解力があるかどうか、計算能力が十分か、語彙や表現力がしっかりとしているかどうかが学力の評価となり、それがはっきりと生徒ごとに違いが出てくるのです。

たいていの場合子どもの学力は、元々持っている能力というよりは、家庭環境で培われる部分が多いという特徴を持っています。
親が子どもの思考力や想像力を刺激するような行動をしていたか、健全な生活習慣を持たせていたかなどが大きく関係しているのです。
特に、クラスにおける集中力や知識への好奇心などは、学校だけで教わることは難しく、やはり家庭での習慣というのはかなりの程度影響しています。

共働きだとある程度のハンデがあることを意識しておく

子どもの学力に影響を及ぼす具体的な行動としては、親が子どもに本を読み聞かせていたか、美術館などに連れて行っていたか、音楽を普段から聞かせていたかなどがあることが分かっています。
また、親と一緒に朝ご飯をしっかりと食べているかという、普通の生活習慣とも因果関係が見られることも調査から分かっています。

できるだけたくさんのことをしてあげるためには、やはり時間と親の側の余裕が必要となります。
その点で、どうしても共働きの家庭にはハンデがあることを意識しておくことが大事です。
もちろんこれは共働きだから子どもの学力が上げられないということではなく、このハンデを意識しておくことで、子どもために使える時間を有効活用していくことができるという意味です。

時間を子どもの知育のために用いる

ある程度時間が限られている共働きの家庭では、使える時間を子どもの知育のために活用するという意識をもつことで、時間のハンデを克服できます。
たとえば、子どものためのおもちゃとして、知育玩具を与えることで、遊びと教育を同時に行うことができます。
さらに、家に一緒にいる時間は、子どものためになるような音楽をかけっぱなしにしておいたり、英語のビデオなどを流しておいたりすることもできます。

また、どこかに遊びに行く時には、子どもも楽しめるという条件が付きますが、美術館や博物館、科学館などに連れていって娯楽と教育の機会を作ることができます。
最近は大人向けと思われるようなところでも、多くのスポットが子ども向けのイベントや展示を行っていますので、こまめにそうしたところをチェックして子どものためになるようなところに行ってみると良いでしょう。