アウトドアインストラクター

川

アウトドアスポーツやレジャーの専門分野のインストラクター

野外で行うスポーツやレジャーのそれぞれの分野の専門的知識を有して、講習会・研修会やダイビングなどレジャーの準備のためのスクール、あるいはレジャーを実施する現地で、安全に楽しめるように技術の指導するのがインストラクターです。
活躍のフィールドは、キャンプ、スキューバダイビング等の海でのレジャースポーツ、スカイダイビング等の日常生活では体験することができないようなスカイスポーツ以外に、登山ガイド等も範疇です。

インストラクターの業務内容

スキューバダイビングなどの専門知識が多く要求されるレジャースポーツの指導員のケースでは、安全に楽しむ知識やスキルに加えて用具の使い方等を相手に分かりやすく説明し、安全を守る務めもインストラクターは持っています。
キャンプなどの野外活動では、市町村の青少年研修施設などを利用して、単にキャンプを楽しむだけではなく、協力し合って団体で生活し、次の人のために後片付けをするなど、教育な目的を持って行われるケースが多く、指導者としての資質も求められます。

また青少年向け以外にも一般の市町村民向けの行事や講演、講習会などを通じて、スポーツの楽しみ方や健康に与える影響を参加者に伝えます。
自然保護に関するインストラクターのケースでは、こどもの自然体験をとおして、人が自然界に与えてきた影響や環境保全の重要性を教育し、地球規模で懸念される環境問題の解説や指導も行います。
また、近年はこれらのことを広く社会にアピールし、啓蒙する活動等も行います。

アウトドアインストラクターを目指すには

アウトドアインストラクターになるための学歴などの要件は特に定められていないのですが、年令については制限されることがあります。
スポーツやレジャーの種類ごとの協会などが認定する資格免許(ライセンス)を取得するのが通常のルートです。

例えば今話題となっているオート・キャンプについて見てみます。
協会の公認オート・キャンプ指導者は、指導教室を開催する場合に求められるキャンプの知識や技術を有していると協会が公認したインストラクターです。
業務の内容は、実際の現地のキャンプ場やシーズンに入る前のイベント会場等で実施されるオート・キャンプ指導教室で講師として安全にキャンプを楽しむ方法などの講演・指導をします。

また、各指導者は独自でキャンプの指導などの活動をする以外にも、相互に技術を磨くために「インストラクター研修会」なども協会主催で開催されます。
このオート・キャンプ指導者資格を得る方法は、毎年一度(例年冬)、協会が実施する2日間の「講習会」を受け、テストにパスすることにより認定がもらえます。
ただ一般にインストラクターの賃金は、ボランティア的な意味合いが強いため決して高くはありませんが、体力が持てば高齢となっても勤まるためやりがいの持てる仕事です。