こどもが持つ力を見つけて伸ばす

こどもが持つ能力を見出して最大限に伸ばす事が、子供のコーチングに求められる技術です。
コーチングは、人材を育てたりスポーツ界で導入されている基本的な指導方法の1つです。
どの分野のコーチングでもベースとされる手法は、傾聴する、質問する、承認するという3つのパターンの組合せや繰り返しで、コーチする側がスキルを一方的に与えることではありません。

チャイルドコーチングの分野でも、この3種のパターンは重要ポイントで、子供の話を良く聞き、質問しながら子供の特性を知り、それを認めてあげながら潜在能力を見つけ出し、それを引き出して伸ばしてあげるのです。
そのためには、子育てに関する知識、共感力といったスキルや人間力が必要で、こどもが抵抗感なく取り組めるようにこどもの視線から見た支援が必要です。
関連する資格に、アドバイザーとマイスターの2種類があり、この2つの資格は認定する機関が違います。
しかし、双方とも在宅で学習が可能で、在宅受験も可能なため、通学の時間の無い社会人や主婦出も取得できる人気の資格です。

社団法人が認定するアドバイザー

一般社団法人日本能力開発機構が運営主体で、通信での指定講座を修了後に、検定試験を受けて合格すれれば認定が受けられます。
講座の標準学習期間は約4か月で、検定試験は正解割合70パーセント以上が合格で、受験料5,600円が必要です。

この講座の魅力は、テキストにイラストが豊富にあり、理解が容易で、実技は実践DVDで講師による模範が示されますのでより理解は深まります。
実践のための「実習」が講座受講中に全部で3回実施され、講師が1対1で指導・解説してくれますので、習熟度を確かめながら進めることが出来ます。
受講者には現役の保育士の方も多く、こども達とより良い関係作りのきっかけを見つけるべく受講される方が多いです。
テキスト中では、現場で試したことのない知識が多く身に付き、実践に移せて子供たちとのコミュニケーションを高めることが出来たという声が多く聞かれます。
保育士や幼稚園教諭など幼児と関わる業務で働く人には参考にできる点は多そうです。

株式会社が認定するチャイルドコーチングマイスター

一方のマイスターは株式会社が主催しており、「スマホで資格」をキャッチフレーズにしており、WEBでの試験にパスすると資格が認定されます。
講座は全て通信方式で、標準的な学習期間は約1か月です。
この講座の最大の魅力はスマホさえあれば資格取得まで到達できる手軽さで、WEB上でテキストを熟読でき、テストもWEB上で受験できます。
全てを自宅や勤め先の休憩時間などで学習可能ですので、時間に余裕のない社会人や家事や子育てで時間に追われる主婦でもとても学習しやすい点が好評です。